お手入れ用のコスメはもちろん、メイクものにも配合されている美容成分。
もたらされるメリットはそれぞれ違うから、自分のお悩みや理想によってしっかり選びたいですよね。
今回は美肌づくりに必要な、超定番から今話題のものまで成分別にコスメを紹介します!
- ヒアルロン酸
抜群の保水力を誇り肌なじみの良さもピカイチ
- ビタミンC
抗酸化作用が高くコラーゲン合成に欠かせない
- セラミド
角質層の潤いをキープしてバリア機能を高める - コラーゲン
肌の重要な部分を構成するハリや弾力のもと - レチノール
コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進させる
- ナイアシンアミド 3/6UP予定
美白とシワ改善を両立する水溶性ビタミン
- その他の注目成分 3/6UP予定
NMN、ナノアスタキサンチン、水素など注目成分
スキンケアの主軸は保湿!肌を観察しながら選びましょう
成分について聞きました!
銀座ケイスキンクリニック
院長 慶田朋子先生
『切らないハッピーリバースエイジング®』を提唱し、絶大な支持を集める。
雑誌やTVなどでも活躍中。
保湿と聞くと〝ありきたり〞だったり、〝もっと攻めたい〞だったり、物足りなく感じる人もいるでしょう。
でも、皮膚バリアを健康に保つこと=保湿こそが美肌の要。
老化は外的な刺激をきっかけにした、目に見えないレベルの炎症を繰り返すことで進みます。
そんな微小炎症が起こらないよう、毎日のスキンケアでしっかり保湿をすることが大切です。
肌を保湿する成分はたくさんありますが、ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドの3つはその代表といえます。
ヒアルロン酸はムコ多糖類の一種で、水を抱える力が非常に強い成分。
少量でも配合されていると、とろみが出て保水性も高まります。
コラーゲンは、加水分解コラーゲンという分子量が小さいものが保湿剤として役立ちます。
なかには今あるコラーゲンの分解を遅らせたり、ヒアルロン酸の合成を高めたりという機能面で研究されている種類もありますね。
セラミドは油とも水とも親和性が高く、肌のバリア成分のメインとなる細胞間脂質の半分を占めています。
擬似セラミドを塗布するとバリアの代わりになるため、敏感肌用の化粧品にも多く採用されているのが特長です。
さらに、抗酸化成分として周知のビタミンC。
塗り続けると真皮のコラーゲンを増やすことが分かっているレチノール。
角層粘膜のバリアを整えて代謝を上げるナイアシンアミドなど、肌のための成分はたくさんあります。
成分に着目するのはもちろんですが、肌が荒れないか、潤いの実感がどのくらい続くか、塗りやすいか、心地良いか……、ご自身の肌状態を見極めて化粧品を選ぶことが大切です。
日本は季節によって環境が大きく変わるので、それに合わせて使用回数や塗り重ね具合だけでなく、使用アイテム自体を変えるなどの調整をすることも、美肌づくりのための策です。