毎月、アッププラス編集部がお届けする、話題のエンターテイメント情報。
今月も数ある中からチョイスしてお届けします。
MOVIE
笑い、涙、驚きのノスタルジック青春ドラマ
友人の結婚披露宴で余興を披露すべく、久々に集まった高校時代の友人6人。卒業後も毎年集まってはバカ話をしていた6人は、ある出来事を境に疎遠になっていた。それぞれの胸にしこりを残した最後の夜が、各々の目線で綴られていく。
『くれなずめ』
【監督】松居大悟
【出演】成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、前田敦子
4/29より、テアトル新宿ほか、全国にて公開
©2020「くれなずめ」製作委員会
スタジオジブリ初の長編3DCGアニメーション
「子どもの家」で育った10歳の少女アーヤ(平澤宏々路)は、魔女のベラ・ヤーガ(寺島しのぶ)とマンドレーク(豊川悦司)に引き取られる。アーヤは魔法を教えてもらうことを条件に、助手として働き始めるが……。一部シーンを追加した劇場版。
『アーヤと魔女』
【監督】宮崎吾朗
【声の出演】寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路
4/29より、全国にて公開
©2020 NHK, NEP, Studio Ghibli
孤高の暗殺者ブラック・ウィドウの知られざる物語
美貌と身体能力を駆使し高度なミッションを遂行してきた世界最高のエージェント、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)。彼女の前に、突如、“妹” エレーナ(フローレンス・ピュー)があわられる。
『ブラック・ウィドウ』
【監督】ケイト・ショートランド
【出演】スカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ、デヴィッド・ハーバー、O.T.ファグベンル
近日公開
©2021 MARVEL
MUSIC
『I SING』 Crystal Kay
キャリア21年目、満を持して放つカバーアルバム
Crystal Kay本人が、20周年を経て特別な機会にリリースしたいと語っていた初のカバーアルバム。平成初期から令和にかけて幅広い方角のヒット曲13曲を、ファンアンケートを元に選曲。原曲のアーティストへのリスペクトを込めつつ、 Crystal Kayのフレーバーを注入。Crystal Kayのハスキーで優しくソウルフルな歌声が、日本を代表するプロデューサーによって仕上げられた、リッチでありつつ新しさを感じる仕上がりになっている。
【CD】¥3,000
4/21発売
ユニバーサル ミュージック Virgin Music
私がおすすめ 小池美穂子さん(プロモーター)
Q 注目して欲しいところは?
聴いている人の心に響く、そしていつでもどこでも何度でも楽しんでいただける1枚。『3月9日』(レミオロメン)、『歌うたいのバラッド』(斉藤和義)、『I LOVE…』(Official髭男dism)など、たくさんの人に口ずさんで欲しい13曲。Crystal Kayならではのコーラスワークにも注目。
『MUSIC WARDROBE』 FIVE NEW OLD
バラエティ豊かなアイテム満載の3rd
ボーカル・ギターのHIROSHIが出演したドラマ『3Bの恋人』主題歌『Hallelujah」、KOSE「SUNCUT®プロディフェンス」CMソング『Summertime』など、彼らの持ち味であるR&B、ゴスペル、AOR、オルタナティブロックなどを昇華させたポップサウンドが満載の16曲。HIROSHIのインタビューは『upPLUS online』で公開中!
【初回限定盤 CD+DVD】¥4,950
【通常盤 CD】¥3,300
発売中
etichetta/ワーナーミュージック・ジャパン
『天才の愛』 くるり
個性的で美しい天才的なナンバーが勢ぞろい
1996年結成のロックバンド、くるりの13枚目となるアルバム。 2020年末にリリースされた、香川県・高松市を走る電車“ことでん” をモチーフにした『コトコトことでん』、痛烈で痛快な歌詞が話題になった『益荒男さん』、プログレッシブなインスト曲『大阪万博』など個性的で美しいナンバー11曲を収録。
【完全限定生産盤A CD+Blu-ray】¥4,950
【完全限定生産盤B CD+DVD】¥4,730
【通常盤 CD】¥3,190
4/28発売
スピードスターレコーズ
『2O2O.7.24閏vision特番ニュースフラッシュ』 東京事変
話題の実演映像、遂にパッケージ化♪
2020年7月24日、ツアーファイナルの地として予定されていた、東京・渋谷NHKホールにてオーディエンス不在で行われた『Live Tour 2020 ニュースフラッシュ』の実演の一部始終を収録。本編に加えて、『academic view2020』と題した、ステージの全景を定点カメラでとらえた映像も収録。
【初回生産限定仕様 Blu-ray】¥6,050
【初回生産限定仕様 DVD】¥4,950
4/14発売
ユニバーサル ミュージック EMI Records
DRAMA
『クローゼット』
韓国映画界を代表する 2俳優のケミストリー
事故により妻を失い、トラウマに苦しむサンウォン(ハ・ジョンウ)は、心を閉ざしてしまったひとり娘イナとの関係を修復すべく、郊外の新居に引っ越す。新居を気に入 ったイナは徐々に明るさを取り戻す。一方のサンウォンは夜な夜なクローゼットの中から聞こえる、奇妙な声に悩まされるよになる。ある日イナが姿を消し……。娘を探す父と、彼の手助けをする謎の男、そして驚愕の事実が待ち受ける。韓国でNo.1ヒ ットを記録した、予測不能なミステリー・エンターテインメント。
【監督】キム・グァンビン
【出演】ハ・ジョンウ、キム・ナムギル、ホ・ユル、キム・シア、シン・ヒョンビン
4/28発売
【Blu-ray&DVD】¥5,720
株式会社ハピネット・メディアマーケティング
私がおすすめ 松田理帆さん(ハピネット・メディアマーケティング 映像企画部)
Q 注目して欲しいところは?
『神と共に』シリーズのハ・ジョンウ×『殺人者の記憶法』『感染家族』のキム・ナルギルが待望の初共演。謎に迫っていくふたりの息のあったバディ感、手に汗握るスリリングな展開は、ホラー好きな方でもそうでない方にも楽しんでいただけること間違いなしです!
THEATRE
ミュージカル 『ロミオ&ジュリエット』
ライジングスター、Wキャストで贈る日本オリジナルバージョン
代々憎しみあい、争いを続けてきたイタリア・ヴェローナのモンタギュー家とキャピュレット家。ある日キャピュレット家では、ひとり娘のジュリエットに、大富豪・パリス伯爵を求婚者として紹介しようと舞踏会を開催。そこに、モンタギュー家のひとり息子ロミオが友人らと共に忍び込む。そこでロミオとジュリエットは運命的に出会うが……。本ミュージカルでは、おなじみのストーリーに、オリジナルの設定を追加。全編を通じて“死のダンサー”が登場し、愛と死、破壊と再創造といった哲学的な視点も。心震わせる音楽とともに、ドラマティックなストーリーを展開する。
【原作】ウィリアム・シェイクスピア
【作】ジェラール・プレスギュルヴィック
【潤色・演出】小池修一郎(宝塚歌劇団)
【出演】黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)、伊原六花/天翔愛(Wキャスト)味方良介/前田公輝(Wキャスト)、新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)春野寿美礼、原田薫、石井一孝、宮川浩、秋園美緒、兼崎健太郎、岡幸二郎、松村雄基 小㞍健太/堀内將平(Wキャスト)ほか
【東京公演】5/21〜6/13、TBS赤坂ACTシアター
【大阪公演】7/3〜11、梅田芸術劇場メインホール
www.rj-2021.com
私がおすすめ TBSテレビ ライブエンタテインメント局 事業部
Q 注目して欲しいところは?
日本オリジナルバージョン初演から10周年。今後のミュージカル界での活躍が期待される新キャストを大抜擢して、2年ぶりの上演となります。フレ ッシュな顔ぶれにご期待ください!
ART&EVENT
『イサム・ノグチ 発見の道』
20世紀彫刻の巨人イサム・ノグチ芸術の集大成
彫刻のみならず、舞台芸術やプロダクトデザインなどさまざまな分野で大きな足跡を残した芸術家イサム・ノグチ(1904-1988)。日本人の父とアメリカ人の母との間に生まれ、アイデンティテ ィの葛藤に苦しみながら独自の彫刻哲学を打ち立てた彼が、晩年に取り組んだのが石彫。本展では、石彫に至るノグチの「発見の道」をさまざまな作品で辿りつつ、芸術のエッセンスに迫る。提灯にヒントを得て、30年以上に渡って取り組み続けた光の彫刻「あかり」を150灯用いたインスタレーションなど、特徴のある体感型展示を行っている。
4/24~8/24、東京都美術館
企画展示室にて開催
https://isamunoguchi.exhibit.jp/
イサム・ノグチ 《黒い太陽》
1967-69年、スウェーデン産花崗岩、国立国際美術館蔵
©2021 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/JASPAR, Tokyo E3713
『ランス美術館コレクション風景画のはじまり コローから印象派へ』
フランスにおける近代風景画の成立過程を展観
歴代国王の戴冠式が行われた歴史と共に、その名の通りシャンパンの産地として知られる、フランス・シャンパーニュ地方のランス市。その街の中心に建つランス美術館は、19世紀風景画コレクションが充実し、特にカミーユ・コローの作品はルーヴル美術館に次いで数多くが所蔵されている。そのコローの作品を16点、風景画の先駆者である、ミシャロン、ベルタンなどの作品、ブーダン、クールベ、ルソー、ドービニー、ルノワール、モネ、ピサロといった画家たちの作品を中心に、戸外制作を積極的に行った画家たちの眼差しを通して捉えられた生き生きとした自然が描かれた油彩・版画など約80点で構成する展覧会。
6/25~9/12、東京・SOMPO美術館にて開催
https://www.sompo-museum.org/
ジャン=バディスト・カミーユ・コロー
《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》
1865-70年 油彩/カンヴァス 67.4×47.6cm
Inv.887.3.82 ランス美術館
©MBA Reims 2019/Photo:C.Devleeschauwer
『ファッション イン ジャパン1945-2020 ―流行と社会』
戦後日本ファッション史を辿る世界初の大規模展覧会
明治期に日本が近代国家になり、洋装を取り入れたことを契機に独自の装いの文化を展開してきた、日本のファッション。1945〜50年代の戦後、洋裁ブームの到来、1960年代は「作る」から「買う」時代へ、1970年代の日本人デザイナーの躍進、1980年代のDCブランド最盛期、1990年代の渋谷・原宿から発信されたファッション。2000年代の「Kawaii」ブームから「いいね」の時代へ、そしてサステナブル近未来のファッションへ、日本のユニークな装いの軌跡を、デザイナー(発信者)、消費者サイドの双方から捉え、展観。洋服を基本とした日本ファッションの黎明期から最先端の動向を、社会的背景とともに紐解く。
6/9~9/6まで、東京・国立新美術館 企画展示室1Eにて開催
https://fij2020.jp
『フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる ―リース・ミューズ7番地、 アトリエからのドローイング、 ドキュメント―』
20世紀イギリスの巨匠制作の魅力に迫る
叫び、歪められた人物像や画面に漂う不穏な雰囲気が強烈な印象を与える絵画で知られる、イギリスの巨匠フランシス・ベーコン(1909-1992)。生前、画家と深い交流があった隣人バリー・ジュール氏が譲り受けたという「Xアルバム」と呼ばれるドローイングや「ワーキング・ドキュメンツ」と呼ばれる多くの新聞や雑誌の紙破片上に直接描き込まれたイメージ。これら画家がアトリエにしていた、リーズ・ミューズ7番地に残された作品など、約130点を紹介。
4/20~6/13、東京・渋谷区立松濤美術館にて開催
https://shoto-museum.jp
《Xアルバム5 表─ファン・ゴッホ・シリーズ》
1950年代後半~60年代前半
油彩・コンテ・チョーク、紙
©The Barry Joule Collection
BOOK
『三拍子の娘①』 町田メロメ
SNSでも話題沸騰中のシティポップコミック
電子書籍サイト「ebookjapan」にて連載中で、累計読者数は10万人以上、SNSでもたびたび話題になり、フォロワーも増加中のシティポ ップコミックが待望の単行本化。著者は、イラストレーター、漫画家として活躍中の町田メロメ。完璧じゃないけど独自のリズムを持って暮らす、折原家三姉妹。ワルツのように軽やかに、強く、楽しく、愛おしく暮らす三姉妹にハマる人続出中!
発売中 ¥1,210 DU BOOKS
私がおすすめ 中井真貴子さん(ディスクユニオン DU BOOKS)
Q 注目して欲しいところは?
親に捨てられても、のほほんと暮らす三人姉妹の日々を、独特のリズムで描いた軽やかな作品です。流されやすい一家の大黒柱・すみ、お酒好きな楽天家・とら、物静かな優等生・ふじの3人が奏でる毎日に、見逃しがちな日々の幸せを見出せますよ!
取材・文/山西裕美(ヒストリアル)