すずき・たかひで
1998年10月3日生まれ、神奈川県出身。
THE RAMPAGEのパフォーマーとして、2017年1月、1stシングル『Lightning』でメジャーデビュー。グループ派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」のメンバーとしても活動中。
THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍中の鈴木昂秀さんが映画初主演。
自然体で演じられた役柄と撮影現場で生まれた絆、自信作である主題歌、そして作品を観た自身の感想まで、今の思いをお聞きしました♪
ポンコツだけど愛されるーー。演じてその理由が理解できた
THE RAMPAGEのパフォーマー、楽曲制作や映像編集、振付けなどをマルチに担当している鈴木昂秀さん。さまざまなヘアスタイルを経験してきた鈴木さんだけに、初主演映画『ただ、あなたを理解したい』での短髪黒髪は新鮮だ。
短髪はファンの方々の評判が本当によくて。自分の制服姿はめちゃくちゃ恥ずかしかったんですが (笑)、学園ものにあこがれもあったんでうれしかったです。
鈴木さん的には、祐也という人物をどう”理解”したのか。
人から見たら『あの場面であんな行動を取るなんて、何を考えているかわからない』と思うと思うんですよ。でもそれは『どうしよう……』という気持ちがまさって何も考えていないのが、僕にはわかります(笑)。祐也は情けない人間だけど、その中にある、人としての優しさが人に影響力を与えているんじゃないかなと思います。僕も『ポンコツ』と言われながら『愛されキャラだね』と言っていただくこともあるんですが、自分では理由がよくわからなかったんです。でも祐也を演じてみて理解できた気がします。
主題歌『ガーベラ』は作詞・作曲を担当した自信作
この作品の主題歌『ガーベラ』、鈴木さんが作詞・作曲に全面に携わり、THE RAMPAGEの派生グループ、MA55IVE THE RAMPAGEが担当するナンバーになっている。
スタッフさんに相談して担当させていただくことになりました。海と夕日を背景に走っているシーンで、オレンジというワードが頭にあったので、そこから『ガーベラ』にたどり着きました。諦めるか諦めないかの狭間で生きる祐也の心を、セリフのワンフレーズを使ったりして表現しています。
記念すべき初主演作品を自身で観ての感想は?と聞くと。
僕の演技も自然体ではありましたが(笑)、みなさんの演技の素晴らしさに本当に刺激を受けました。ストーリーには誰もが『こういうことあるよな』と共感できる部分があって、素晴らしい作品に仕上がっています。主題歌も自信作なので、ぜひ劇場で観ていただきたいです。自分で観るのは本当に恥ずかしいのですが、僕も映画館で観ようと思っています。
※本記事はアッププラス2024年3月号より一部抜粋して掲載しています
『ただ、あなたを理解したい』
【監督】碓井将大(ワタナベエンターテイメント株式会社 P.I.W)
【出演】鈴⽊昂秀(THE RAMPAGE)、野村康太、新⾕ゆづみ、森⾼ 愛、⽐嘉秀海、伊藤千由李、⼭本愛⾹、吉⽥晴登、城 夢叶、⾼橋ひとみ
2/23より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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東京での生活に行き詰まった祐也(鈴木昂秀)は、恋人の葵(新谷ゆづみ)を伴い久しぶりに故郷に帰省し、子どもの頃に過ごした秘密基地を訪れる。かつてここは仲間と大切な時間を共有する場所だったが、時が経った今はそれぞれの現実逃避の場所になっていた。現実と夢、友情と愛に向き合いながら成長する若者たちを描く青春群像劇。