TVアニメ主題歌の担当や音楽祭出演を経て、J -POPシーンはもちろん、海外でも注目されるシンガーとなった、ゆいにしおさん。
そんなゆいさんの日常から生まれた楽曲を収録した2ndフルアルバム『weekday』について、そして溺愛コスメについてお聞きしました。
Profile
7月3日生まれ、愛知県出身。
2016年より愛知県にて弾き語りで活動をスタート。2018年「半熟オーディション supported byEggs」でグランプリを獲得。
2022年10月1stフルアルバム『tasty city』で、日本コロムビアよりメジャーデビュー。
メイクやコスメのワードが満載かけがえのない“日常”にフォーカスした2nd
洗練された都会的なサウンド、透明感あふれる心地よい歌声のシンガーソングライターとして注目される、ゆいにしおさん。シンガ ーと会社員を両立されているゆいさんのメジャー2枚目となるアルバム『weekday』の収録曲のほとんどは、まさに「普段の生活 を描いたもの」なのだそう。
私の好きな漫画『左ききのエレン』に〝日常使いできる化粧水を作る〝というエピソードがあるのですが、そこで誕生した化粧水の名前が『ウィークデイ』だったんです。日常使いできるものの名前が〝ウィークデイ〞って、すごく素敵だなって。私のアルバムも半分くらいができあがった段階で、ほとんどウィークデイのことを歌っていることに気づいて、このタイトルに決めたんです。
日常を描いた収録曲の歌詞には、ネイルやファンデ、ラメといったメイクに関するワードもたくさん出てくる。
女性の生活にフォーカスしたので、自然とメイクやコスメの用語が多くなった気がします。友だちがメイクしているのを見て、歌詞のインスピレーションがわくことも多いんです。一緒に旅行に行ったときは観察してますね(笑)。ラメの重ね方、時間をかけている部分などに、〝生き様〞が感じられるんです。
メロディーのほとんどはバスタイムで生まれたのだそう。
歌詞は感じたことを日々携帯電話にメモをしているんですが、そのメモをお風呂の中でつなげることが多いんです。そこでできた鼻歌をあとでギターでコードをつけて曲にする。リラックスしているときが一番ベストなメロディーが作れるんです。
アルバムをリリースしてさらに忙しい日々が続くゆいさん。
会社員は〝にしおゆい〞でいられる瞬間でもあります。両立は大変なときもありますが、どちらの時間も楽しみたいですね。アルバム1曲目の『TWO HANDS』は26歳になったときに書いたもの。24歳、25歳のときの曲もあって、その年齢で感じたことを書くようにしています。 30歳のときはどうなっているんだろう。10分くらいの壮大なバラードになっていたりして(笑)。今から楽しみですね」
『weekday』
1年5か月ぶりとなる2ndフルアルバム。
人気アニメ主題歌となった先行配信シングル『routine life』、アルバムリード曲『BFF』などスタイリッシュなポップナンバー11曲を収録。
¥3,000 発売中 日本コロムビア
※本記事はアッププラス2024年5月号より一部抜粋して掲載しています