見上 愛【MOVIE】

Profile
2000年10月26日生まれ、東京都出身。
2019年俳優デビュー。
以後、映画、ドラマ、舞台、CMと幅広く活動。2024年はドラマ『春になったら』(KTV・CX)、ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(CX)、大河ドラマ『光る君へ』(NHK)、映画『すべての夜を思いだす』などに出演。

「両思いになったら消えてしまう」。そんな切なく不思議なストーリーを、映画『ちょっと思い出しただけ』の松居大悟監督が満を持して映画化。
明るくポジティブに「好き」を伝える主人公を、見上 愛さんが演じます!

曇りなく、嫌味なく、観る人に信じてもらえる「好き」を意識

幼少期に出会った“運命の相手”が、その後の人生に何度も姿を変えて現れる。でもその人は“両思い”になった途端、消えてしまって……。高木ユーナのデビュー漫画『不死身ラヴァーズ』に魅了された松居大悟監督が、構想10年を経て映画化を実現。主人公の長谷部りの役を射止めたのは、松居監督の大ファンという見上 愛さん。運命の相手に出会うたびに、「好き」と伝えるりのを、エルギッシュに演じている。

『好きです』というセリフがたくさんありすぎて、すぐに照れも感じなくなりました(笑)。普段の自分だったら絶対に言えないんですけど、りのが伝える『好き』が曇りなく、嫌味なく、観てくださる人に信じてもらえる『好き』になるように、まっすぐな気持ちになることを意識しました。中学・高校生時代のりのはちょっとぶっ飛んでいたんですが、大学生になると運命の相手がいつも消えていくことで、ちょっと傷ついた感じを出したいと監督がおっしゃっていて。ただ『好き』と伝えるだけではなくて、相手への思いやりも伝わるように演じました。自分のパワーで相手を巻き込んで、その相手も幸せにしていくりのは、とても素敵だと思います。

中学生から大学生までのりののヘアスタイルやメイク、ファッションはバラエティ豊か。

大学生になったりのはファッションもヘアメイクもできることが増えたので、スタッフさんも楽しみながら準備してくださいました。なかでもカチューシャをつけたヘアスタイルにカラフルなシャツを合わせたスタイリングがお気に入りです。私もプライベートでメイクするときは、ファッションと合わせて変えるのが好きなので、撮影中はとても楽しかったです。

作品の持つエネルギーを大画面で浴びてほしい

そんなりのの運命の相手、甲野じゅんを演じるのは、今回が初共演となる佐藤寛太さん。そしてりのの良き理解者である田中役には、何度も共演歴のある青木 柚さん。

青木さんとは、最初の印象を忘れてしまうくらい共演しているのですが(笑)、青木さんに『りのは見上にしか見えない』と言われて、私も青木さんは『田中そのものだな』って。幼ななじみではないけど割となんでも言い合える友だちみたいな感じで『今回の役柄が自分たちの関係性に一番近いね』と話していました。『佐藤さんは人見知りの私にどんどん話しかけてくれて、おかげでとても仲良くなれました。こんなに明るくてまっすぐで楽しい方がいるんだなって。

新年度が始まり、新しい環境に慣れ始めた頃である5月に公開されるこの作品。どんなふうに観てほしい?

多分みなさんが『こんな作品じゃないかな』と思っている予想を裏切る作品なんじゃないかなと思います。私も原作や台本を読んで『そう展開するのか!』とびっくりしたので。みなさんにも実際に観てそう感じていただきたいですし、りののパワーやストーリーのエネルギーを大画面で浴びてほしいです。
実は試写でこの作品を観たときは、ちょっと落ち込んでいて元気がなかったんです。でも観終わったら、本当に元気になっちゃって。観た後に佐藤さんや青木さんともストーリーについて話したりもしました。そうやって誰かと観に行って映画の感想を話し合うのも、きっと楽しいですよね。5月はたくさんの作品が公開されると思いますが、ぜひ『不死身ラヴァーズ』を選んでいただけるとうれしいです。

※本記事はアッププラス2024年5月号より一部抜粋して掲載しています


『不死身ラヴァーズ』
5/10よりテアトル新宿ほか、全国にて公開
©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©高木ユーナ/講談社
長谷部りの(見上 愛)は幼少期に出会った少年・甲野じゅん(佐藤寛太)のことを、“運命の相手”と信じて探している。中学生の頃、陸上選手として活躍するじゅんを見つけ大喜び。マネージャーとなり、熱烈に思いを伝えるが……。

ドレス¥19,580/ゴスペル ジャケット¥34,980/シスター ジェーン ブレスレット¥52,800、リング¥85,800/バランス(すべて問い合わせ先はザ・ウォール ショールーム03-5774-4001  www.thewall.co.jp)その他スタイリスト私物

撮影/屋山和樹 スタイリング/下山さつき ヘア&メイク/豊田健治 取材・文/山西裕美(ヒストリアル)

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