旬のカルチャー情報をお届けします!

アッププラス編集部がお届けする、話題のエンターテイメント情報。
今月も数ある中からチョイスしてお届けします。

BOOK

『ボディメイク・ピラティス』森 拓郎

理想の体が手に入る4つのポーズ悩み疑問にも答えるボディメイク指南本
ボディメイクの指導に定評がある森 拓郎の「ピラティス」を取り入れたメソッド集。たくさんのピラティスのポーズの中から、深い呼吸、軸の安定などのポイントを忠実に守りながら、全身をバランスよく鍛えられるポーズを森が厳選紹介。加えて、頭のてっぺんから足先までの引き締めたい部分にアプローチする「プラスワン」トレーニングや、日常的なお悩みやピラティスの疑問をQ&A方式で掲載。理想の体になれるメソッドが詰まった1冊。

私がおすすめ 株式会社ワン・パブリッシング 第2メディアプロデュース部家庭実用チーム 柏倉友弥さん
お腹にある軸「パワーハウス」の重要性を認識
本書を製作して印象に残った項目は「体の軸をキープすること」の大切さです。
本書で説明する軸というのは、私たちのお腹の中にある「パワーハウス」のこと。
これは主に「横隔膜」「骨盤底筋群」、そこに挟まれるように存在する「腹腔」などによって構成されています。
今まで意識してこなかった新たな軸の存在を認識して、正しい位置をキープすることでシェイプアップ効果が抜群に上がります。
森 拓郎先生が提案するピラティスポーズは4つだけ。
全身のボディメイクをかなえられるこの最高のメソッド集を参考にして、しなやかで引き締まった体を手に入れていただきたいです。

ART

『生誕100年 山下清展―百年目の大回想』

山下清 《パリのエッフェル塔》 1961(昭和36)年 水彩画 73.5×54cm
山下清作品管理事務所蔵
© Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023
※無断転載禁止

放浪の天才画家の真の姿に迫る大回顧展
放浪の天才画家として知られ、日本の原風景や名所を貼絵で表現した山下清。その生誕100年を記念する本展では貼絵のほか、子ども時代の鉛筆画、後年の油彩画、水彩画、陶磁器、ペン画などを展示し、山下清の生涯と画業を紹介。作品約190点、放浪の旅に持参したリュックや浴衣、所蔵していた画集などの関連資料を展示。49歳で逝去するまでの個性的な創作活動の世界を堪能できる回顧展になっている。

6/24〜9/10、東京・SOMPO美術館にて開催
https://www.sompo-museum.org

私がおすすめ 編集部
ヨーロッパで見た風景の作品にも期待
子どもの頃、山下清をモデルにしたフィクションドラマを観ていた私にとって、山下清は一番最初に興味を持った画家。
今回、最も楽しみしているのはパリやロンドンといった海外の風景を切り取った作品。
緻密ながら、見ると心が穏やかになるような作品群は、現代の人々の心にも響くはず。

特別展『古代メキシコ―マヤ、アステカ、テオティワカン』

古代メキシコの3文明から至宝の数々が集結
前15世紀から後16世紀のスペイン侵略まで、3000年以上にわたり繁栄したメキシコ古代文明。そのうち「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」の代表的な3文明に焦点をあて、その多彩な出土品約140件を展示。「マヤ」の代表的な都市国家パレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃とされる赤い辰砂に覆われて見つかった通称「赤の女王」の墓の出土品が初来日。普遍的な自然への祈り、独自の世界観と造形美を堪能できる展覧会。

6/16〜9/3、東京国立博物館平成館にて開催
https://mexico2023.exhibit.jp/

『ソール・ライターの原点 ニューヨークの色』

大規模展覧会で紐解くカラー写真の先駆者の源泉
アメリカ・ペンシルバニア出身の写真家、ソール・ライターの生誕100年を記念した展覧会。写真表現に本格的に取り組み始めた1950~60年代のニューヨークを切り取ったモノクロの未公開スナップ写真、その頃撮影した、アンディ・ウォーホルといった後の巨匠たちのポートレート、『ハーパーズ・バザー』誌のカメラマンとして撮影した、センスあふれるファッション写真を展示。また、カラー写真約250点を10面のスクリーンに投影する迫力のスライド・プロジェクションも設置。絵画なども含めた400点以上の作品を通して、「カラー写真のパイオニア」と称された色彩感覚の源泉に迫る。

7/8〜8/23、東京・ヒカリエホール ホールA(渋谷ヒカリエ9F)
問 050-5541-8600(ハローダイヤル)

『ガウディとサグラダ・ファミリア展』

サグラダ・ファミリア聖堂、2023年1月撮影
©Fundació Junta Constructora del Temple
Expiatori de la Sagrada Família

夢の聖堂、完成への道のりをたどる展覧会
1852年、スペインのカタルーニャ地方に生まれ、バルセロナを中心に活動した建築家アントニ・ガウディ。彼の手がけた建築群から、この展覧会では世界遺産にも登録されている『サグラダ・ファミリア聖堂』に焦点をあて、その建築思想、造形原理を読み解いていく。長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきた『サグラダ・ファミリア聖堂』の100点を超える図面、模型、写真、資料に最新の映像を交えながら、ガウディの世界に迫る。東京のあと、滋賀、愛知への巡回予定。

6/13〜9/10、東京国立近代美術館1F企画展ギャラリーにて開催
(会期中一部展示替えあり)
https://gaudi2023-24.jp/

『デイヴィッド・ホックニー展』

日本では27年ぶり、充実の大型個展
1937年イングランド北部ブラッドフォードに生まれ、現在も活動を続けているアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの27年ぶりとなる日本での大規模個展。本展ではイギリス各地とロサンゼルスで制作された多数の代表作に加えて、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90mにも及ぶ新作まで約120点を展示。上の2011年に故郷で制作された幅10m、高さ3.5mの油彩画は日本初公開。豊かな色彩感覚によって芽吹きの季節をダイナミックに捉えた会心作は必見。

7/15〜11/5、東京都現代美術館 企画展示室1F/3Fにて開催
https://www.mot-art-museum.jp/hockney/

MOVIE

『リトル・マーメイド』

ディズニーの名作アニメーションがミュージカルで実写化
世界中で愛されているディズニーの名作アニメーションを実写化したミュージカル。その魅力を引き継ぎながら、より深みを増したキャラクターと目を見張る映像、新たな音楽によって進化を遂げています。

【監督】ロブ・マーシャル
【出演】ハリー・ベイリー、ハビエル・バルデム、メリッサ・マッカーシー、
ジョナ・ハウアー=キング 全国にて公開中
© 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

Story
人間の世界にあこがれる海の王女アリエル(ハリー・ベイリー)は、嵐で遭難した人間の王子と運命的に出会う。
アリエルは海の魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)と取り引きし、世界で最も美しい声を差し出す代わりに3日間だけ人間の姿になるが……。

私がおすすめ 株式会社ドリーム・アーツ宣伝 高須賀あかりさん
引き込まれる実写ならではの歌唱シーン
『パート・オブ・ユア・ワールド』や『アンダー・ザ・シー』などの名曲はもちろん、オリジナルの楽曲もあるので、実写版ならではの歌唱シーンをお楽しみいただけると思います。
個人的にはアースラの楽曲に引きこまれます“。
なりたい自分”を追い求め、あこがれていた人間の世界に飛び出すアリエルの姿が、私たちに一歩踏み出す勇気を与えてくれる作品です。

Melissa McCarthy as Ursula in Disney’s live-action THE LITTLE MERMAID. Photo courtesy of Disney. © 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 

取材・文/山西裕美(ヒストリアル)

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