五感の中でも心理状態が反映されやすいのが「視覚」といわれているそうです。
その時々の気になる色を診断することで、心理状態を診断できるだけでなく、その色のもたらすパワーによって、心の栄養となってくれることもあります。
いま、どんな色が気になるか、そしてどんな栄養が必要なのか、自分を見つめ直すことで、明日の美しさを手に入れましょう。
あなたはどの色を選ぶ?【カラー診断】
7色のカラーカードからあなたが気になるカラーを1枚選んで下さい。
次に目を閉じて少し内観をしながら、なりたい自分、または今悩んでいることをイメージしてみて下さい。
イメージができたら、また気になるカラーを1枚選んでみて下さい。
1枚目のカラーと2枚目のカラーどちらが気になりますか?
その気になるカラーが今のあなたに必要な色になります。
五感の中の視覚から潜在的な悩みと向き合う
私が提案する五感セラピーでは心理分析のひとつの手法としてカラーを使います。
人の五感のバランスは、視覚87%、聴覚7%、嗅覚4%、味覚1%、触覚1%と言われています。この数字からもわかるように、ほとんどが視覚を使ってさまざまな情報を脳に認知させています。
そのため、心理分析にカラーを使うことで効果的に自分のストレスや今の自分の癖を探すことができるのです。
旅行で山に行きたい時は緑を見て疲れた自分を取り戻す、海に行きたい時は青の色が自分の中に溜まっているからストレスを吐き出してデトックスする……など。
色は生活の中でいろいろな効果があります。
五感セラピーで使用する心理分析には、絵画療法で使う色彩を使用して、潜在的に隠れている心の悩みなどを探してストレスケアをしています。
好き嫌いではなく、”気になる色“に注目して
それでは実際自分もまだ気がついていない自分の癖や魅力を引きだす心の色を見つけてみましょう!
好きな色や嫌いな色ってありますよね。その色がなぜ好きなの?なぜ嫌いなの?友達にその色似合うねと言われたから赤が好きとか、痩せて見えるから黒が好きだとか、自分の好きな色の理由があるはず。
でも実は自分でわかっている好きとか嫌いとかではない色ではなく、なにか気になる色こそ、自分では気がつかない心の癖や本能的に自分を守る色とつながっているのです。
色は心を投影させる鏡のようなもので、今の心の欲求につながって無意識に自分の必要な色を選んでいます。
まずは冒頭の7枚のカードからカラー診断をしてみましょう。
診断内容に基づいて、選出された色こそが、今自分が求めている色。 自分を元気にしてくれたり、自分を癒してくれたり、知らない自分の魅力や能力を気づかせてくれたり、その色が心のビタミンとなってくれるはずです。
心だけではなく、カラーは自律神経やホルモンのバランスを整えて自己免疫を上げてくれることもあります。また、その色自身が持つパワーが働くこともあります。例えば赤は冷えの改善、青は眼精疲労、ピンクは美 、オレンジはダイエットに効果があるなど、色、つまり視覚は美容効果に影響するといっても過言ではないのです。
診断結果はコチラ!
-はカラー診断による、今の心理状態。+はこの色の持つパワーを表しています。
- 思考が混乱し、他人の目が気になっているかもしれません。
+ 自尊心が高く、エネルギッシュ。幸福感の高さもあります。
Self care
わくわくするご褒美を。思い切り体を動かして深く息を吐きましょう。
- 感情を溜め込んで、感覚が鈍くなっているかもしれません。
+ 親しみやすい雰囲気があります。素直で社交的な面も。
Self care
お腹を温めたり、腹式呼吸を意識しましょう。おいしいものを食べるのも吉。
- 思考力の低下、脳疲労の蓄積、受け身になりやすい。
+ 洞察力や集中力のUP。直感力が高まることも。
Self care
額を手に当てながら深呼吸。目を閉じる。海を眺めるのもオススメ。
- 対人関係での疲労、決断力の欠如、傷つきやすい心理状態。
+ 愛情深い、オープンな心、理解力のUP。
Self care
耳のマッサージ、森林浴、静かな空間で聴覚を休めることが大切。
- 殻に閉じこもりがち、慢性疲労、免疫力低下。
+ 自分らしさの向上、脳内がクリアになり心 ともに安定。
Self care
頭全体をゆっくりマッサージ。美術や音お楽などの芸術に触れると良い。
- 無気力状態、疲れやすく体がだるいことも。
+ 前向きになり、生命力の向上、アクティブで本能感覚が高まる。
Self care
お風呂に入ること、全身のストレッチ、ウォーキングも良い。
- 心配性、疑い深い、現実逃避したくなることも。
+ 素直、優しい心、心身が落ち着き、呼吸が深くなる。
Self care
鎖骨の周りを優しくマッサージ、空を 上げるのもオススメ。
五十嵐 久美子
一般社団法人 五感セラピー協会 理事長、INFA国際エステティック連盟国際ライセンスゴールドマスター、IEA国際エステティィクライセンス、EU認定校デビアン美容専門学校認定講師、スペイン政府認定プラガ国際ライセンス、色彩心理学認定トレーナー。
エステティシャンの経験を経て、19年前にエステ技術だけではなくメンタルケアの必要性を感じ、五感セラピーをドイツで学び始める。
当時プライベートでもストレスを抱えていたが、旅行も兼ねて訪れたドイツで、代替療法を学びながら自身も五感がもたらす幸福感に癒されたという。
以後、五感セラピーの第一人者として、五感セラピー協会を発足。自らによる施術、講演会、企業顧問、執筆など活躍は多岐に渡る。
サロンでの施術は数ヶ月先まで予約待ち。
イラスト/itabamoe