デビュー16周年目を精力的に駆け抜けている、シンガーのJUJUさん。
8年ぶりのベストアルバムはなんと52曲収録の豪華4枚組!
そのこだわりについて、お聞きしました!
ベストのリリースは“総決算”“周年”以上に派手に展開したい
――『upPLUS』は美容雑誌なのですが、メイクやコスメはお好きですか?
好きですね。ファッションショーやコレクションのメイク、好きなブランドの新作コスメは必ずチェックします。 ――日々のメイクはどうやって決めていますか? 私は毎日うらないを2つ見るんです。どちらかのラッキーカラーがメイクに生かせる場合は、取り入れるようにしています。だいたい自分でするメイクって単調になりがち。ブルーやパープルがラッキーカラーでも、目尻にちょっとラインを入れるだけで雰囲気を変えることができる。あと、ラッキーカラーが自分に入っていると、1日を安心して過ごせたりします(笑)。
――2019年にデビュー15周年を迎えられて、16年目でのベストアルバムのリリースとなったのは、何か狙いはあったのでしょうか?
前回ベストアルバムをリリースしたのが2012年のデビュー8周年のとき。8年って中途半端ではあるけど、末広がりで縁起がいい。そのときに「次のベストアルバムのリリースは8年後の2020年でお願いします!」って私がスタッフの方々に言っていたらしく、みんながそれを覚えていてくれて。次のベストリリースは2028年ですかね(笑)。ベストを出すときって“総決算”みたいな感覚があるので、15周年以上に派手に展開したい気持ちがあります。
――JUJUさんご自身の″主題歌”というと、どの曲を思い浮かべますか?
このアルバムの中で言えば、「Theater BLUE」に収録されている、『奇跡を望むなら…』ですね。デビュー曲は『光の中へ』という曲なのですが、『奇跡を望むなら…』は私の中の歌う概念を変えてくれた曲だし、この曲を歌うことによって、歌いたくない曲がなくなったんです。JUJUが物語を紡いでいくための、最後のチャンスをくれた曲だと思っています。
日本の音楽シーンに、今一番わくわくしている
――デビュー15周年を経て、JUJUさんには、今の音楽シーンはどう映っていますか?
多様性の時代と言われていますが、音楽シーンもそうですよね。Aメロ、Bメロ、サビという展開ではない曲とか、1番と2番の歌詞が同じとか、以前ではなかったものも増えていておもしろいですね。今までの音楽シーンで一番わくわくしているんじゃないかな。コラボしたいアーティストは常々いて、気になることがあったらその都度プロデューサーに相談しています。私は〝このジャンルの歌手〞という一定の位置にいるつもりはないので、誰かと出会うことで新しいものをどんどん取り入れていきたいですね。
――夏で、17年目に突入しますが、音楽への気持ちでこれだけは守りたい、ということは?
アリーナでもホールでも、インストアライブでも、どんな形のライブでも、カラオケのみではやらない、ということ。“音楽は生に限る”と思っているので。そこには絶対的にこだわっています。生音でのライブを体験していない人にも「生音でのライブってすごい」と思ってもらいたい。そう思ってくれる方々を増やしていきたいですね。
※本記事はアッププラス2020年5月号より一部抜粋して掲載しています
じゅじゅ
2004年8月、『光の中へ』でメジャーデビュー。2006年11月『奇跡を望むなら…』がロングヒットを記録。2010年のアルバム『JUJU』で第52回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞。2020年9月より、JUJU ARENA TOUR 2020「YOUR STORY」を開催。
『YOUR STORY』
映画『余命1ヶ月の花嫁」主題歌『明日がくるなら JUJU with JAY’ED』、など、シングル曲、ファンからのリクエスト曲、アルバム曲に新曲を加えた全52曲を、4枚のディスクに収録したスーパーベスト。
[初回生産限定盤 4CD+DVD+ブックレット]¥4,800
[通常盤 4CD]¥3,600
発売中
Sony Music Labels Inc./onenation
http://www.jujunyc.net/yourstory/
撮影/嘉茂雅之(Ir is)
スタイリング/林峻之
ヘア&メイク/蒲生亜希
取材・文/山西裕美(ヒストリアル)
ブラウス¥57,000、パンツ¥68,000/MSGM(アオイ 03-3239-0341)、靴¥113,000/Sergio Rossi (セルジオ ロッシ カスタマーサービス 0570-016600)、他スタイリスト私物