関水 渚【すっぴんトーク】

心にしみじみとあたたかく残る、秋にぴったりのラブストーリー『いつか、いつも……いつまでも。』で、ヒロインの亜子を演じる関水渚さん。
亜子になりきれた背景や俳優としての今の思い、そしてこれからについてを語ってくれました。

ひとつひとつの役を丁寧に大事に演じていきたい

偶然のいたずらでひとつ屋根の下で暮らすことになったふたりの恋と、家族のつながりを描くハートウォーミング・ラ ブストーリー『いつか、いつも……いつまでも。」。高杉真宙さん演じる若き医師・市川俊英の祖父が院長を務める診療所で共に暮らすことになった、関口亜子を演じる関水渚さん。ストーリー前半では次々に騒ぎを起こす亜子ですが……。

最初に台本を読んだときは、亜子の嫌なところが目についたんです。
でもそう思ったのは、亜子に10代のときの自分と同じ不器用さを感じたから。
自分の気持ちをどう表現したらいいのかわからず、うまくやっていけないところが、かつての私に似ていたような気がします。

撮影中は亜子と一体化していたという関水さん。そこまで没頭できたのは、どうしてなのでしょうか。

撮影に入る前に、長崎俊一監督がリハーサル期間を設けてくれたので、私が亜子に関して完璧に理解ができてから演技に挑めたことが大きいです。
監督にいろいろな質問をさせていただだくうちに、亜子についてわからないことやマイナスのイメージがなくなっていたんです。

20代になって、出演する作品に対する意気込みも変わってきたそう。

この作品の撮影中は、細かい心の動きを全て亜子としてキャッチして、アウトプットしていました。
やはり役に集中していないと役を繊細に演じられないな、と改めて実感しました。
以前は出演した作品の評判が気がかりでしたが、今はひとつひとつの役を丁寧に大事に演じたいという思いが強いです。
もちろん作品がヒットしたらうれしいですが、そこにこだわり過ぎることはなくなりました。
きっと誰かの心に響くはず。そう思いながら、ちょっとリラックスして作品に挑めるようになったのかな。

※本記事はアッププラス2022年11月号より一部抜粋して掲載しています

せきみず・なぎさ
1998年6月5日生まれ。神奈川県出身。
2015年「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」ファイナリストに選ばれ、2017年CMデビュー。
2019年俳優として活動を開始。2023年はNHK大河ドラマ『どうする家康』の放映を控えている。

『いつか、いつも……いつまでも。』
10/14より、全国にて公開
【監督】長崎俊一
【出演】高杉真宙、関水渚、水島かおり、小野ゆり子、DJ松永(Creepy Nuts)佐藤貢三 / 芹川藍、石橋蓮司
©2022『いつか、いつも……いつまでも。』製作委員会
海辺の診療所で祖父と共に働く医師の俊英(高杉真宙)の前に、あこがれの女性にそっくりな亜子(関水渚)が現れる。俊英とその家族と亜子は一緒に暮らすことになるが、“こじらせ女子”の亜子に振り回される。しかし、亜子のまっすぐな心に俊英は徐々に惹かれていく。

撮影/屋山和樹(BIEI)
スタイリスト/津野真吾( impiger )
ヘアメイク /伴まどか
取材・文/山西裕美(ヒストリアル)
衣装協力 OSEWAYA/NATSUMI OKUMURA

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