実在の文豪の名を懐くキャラクターたちが現代ヨコハマを舞台に“異能”バトルを繰り広げる、『文豪ストレイドッグス』(朝霧カフカ・原作、春河35・漫画)。これまで、小説、アニメ、舞台に展開してきた本シリーズだが、ついに“if“の物語世界を描いた映画『文豪ストレイドッグス BEAST』がシリーズ初となる実写映画として完成! 織田作之助演じる谷口賢志さんと太宰治を演じる田淵累生さんが作品の魅力を語ってくれました。2人の直筆サイン入り写真のプレゼントもあり!
チーム“文ステ”の強い結束力で作られた作品
――映画の中の登場人物は、まさに原作『文豪ストレイドックス』の世界観そのもののビジュアルですね。ご自身が演じる役については、どう思われますか?
田淵 僕が演じる太宰治はウイッグなのですが、原作やアニメと同じように作っていただいたと思います。
谷口 僕は織田作之助役を演じるため髪を切ったので、今とそんなに変わらないです。今”2.5次元“のヘア&メイクのクオリティがどんどん上がっているように思います。どこまで原作のキャラクターに似ているかを見るお客さんの目が厳しくなっているんだなと。特に『文豪ストレイドックス』は特異なキャラクターが多いのに、実写でナチュラルに見えるってすごい技術ですよね(笑)
――おふたりは、舞台『文豪ストレイドッグス』シリーズから、引き続き同じ役を演じることになりましたね。
谷口 「舞台キャストをそのまま使ってくれるんだ」とまず、思いましたね。映画化やドラマ化にあたり、キャストが変わることはよくありますが、舞台で団結したキャストのまま映画に臨めることは本当に感謝しかない。舞台キャストに関する強い愛をスタッフ陣から感じて、とてもうれしかったです。
田淵 僕は舞台『文豪ストレイドッグス 黒の時代』には出演できなかったので、今回の映画『文豪ストレイドッグス BEAST』の中で、太宰治にとって大事なシーンが演じられる、といううれしさが大きかったです。
――田淵さんはこの1年、舞台『文豪ストレイドッグスDEAD APPLE』『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』に出演して太宰治役を演じてきましたが、役柄はつかめた感じでしょうか?
田淵 演じるに連れて根本的な部分は見えてきたのですが、逆にわからない部分も増えてきて(笑)。正解がたくさんあるつかみきれないキャラクターだなと、改めて思いました。
谷口 太宰って、人に何かをぶつけて物語を進める“発信”のキャラクターじゃない? 今回、累生が演じる太宰が、僕が演じる織田に何かを発信しようとしているのをすごく感じた。今はまだ累生自身も太宰を悩みながら演じている最中かもしれないけど、これからもっと楽しくなるんじゃないかな。映像を観たら、累生がめちゃくちゃカッコよかった(笑)。
――谷口さんは織田をすんなり演じられましたか?
谷口 “文ステ”チームって、すごく結束力が強いんです。僕は自分が出ていない文ステの舞台も観に行きますし、織田(織田作之助)が自分の体から完璧に抜け切ったことはなかったんです。なので、今回のためにネジを巻き直して特別に準備するということはなかったですね。普段から“文ステ”のキャストやスタッフとチームでラインのやり取りもしてますし。みんな自分のキャラクターのスタンプを使ってますよ(笑)
――『文豪ストレイドッグス』は、様々なメディアミックス展開がされていますが、今回この映画作品を観る「文スト」初心者に、おすすめの視聴順はありますか?
谷口 僕は舞台『文豪ストレイドッグス』に出演する前にテレビでアニメを観たとき、「この作品はとんでもなくすごい!」と思ったんです。出版社が作品を刊行している文豪たちの名前を持ったキャラクターが、彼らの代表作の名を持つ“異能”で戦うという設定が、もう神!(笑)。みんな一度は聞いたことがあるタイトルだし、もちろんものすごい名作ばかり。今、「文スト」バージョンのコラボカバー文庫もちゃんと出ているので、手に取りやすいじゃないですか。小説はもちろん、アニメ、舞台、そしてこの実写映画と幅広く作品があるのでどこから興味を持っていただいてもいい。覚えておいていただきたいのは、この物語の世界では『小説家が一番偉い』ということ。物語を生み出す人が一番偉いということを覚えておいていただき、あとは自由に観て楽しんでいただければ。僕らは命をかけてこの作品を撮ったので、観て面白いと思って頂けたら、「文スト」への興味をどこかにつなげていただければうれしいですね。
田淵 僕もこの映画を観たら、アニメや原作も観たくなると思います。僕らがこの作品にハマったように、みなさんがハマるきっかけになればうれしいです。
谷口賢志 たにぐち・まさし
1977年11月5日生まれ、東京都出身。1999年俳優デビュー。舞台『文豪ストレイドッグス 黒の時代』など、舞台、映画、ドラマなどで活躍中。「日々の運動はもっぱら家で。『ジム行かないと、運動ができない』ということはないはずだと思っています。YouTubeにも家でできる運動がたくさん出ていますし、寒い日々が続きますが、毎日体を動かすことをおすすめします」
田淵累生 たぶち・るい
1995年9月12日生まれ、石川県出身。2019年俳優デビュー。舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』など舞台を中心に活動。2022年2月には、舞台『灼熱カバディ』の出演を控えている。「運動は人のすすめで、縄跳びをやっています。好きな曲1曲分飛び続けるんですが、なかなかキツイですよ!」
『文豪ストレイドッグス BEAST』
【監督】坂本浩一
【出演】橋本祥平、鳥越裕貴、谷口賢志、田淵累生、紺野彩夏、桑江咲菜、植田圭輔、輝馬、長江崚行、桑野晃輔、堀之内 仁、広川 碧、齋藤明里、村田 充、岸本勇太、南 圭介、荒木宏文
2022年1/7より、全国にて公開
©映画「文豪ストレイドッグス BEAST」製作委員会
【ストーリー】
異能者ひしめく混沌都市、ヨコハマ。貧民街の路地をねぐらに生きていた孤児の芥川龍之介(橋本祥平)は、仲間や妹の銀(紺野彩夏)らと明日をも知れぬ毎日を生きていた。その彼の瞳に“増悪”が宿った日、運命が動き出した。
それから4年、川岸で餓死しかけていたところを「武装探偵社」の織田作之助(谷口賢志)に拾われた芥川は、そこで働き始める。そこにあらわれたのは、組織に敵対する者を容赦なく死に至らしめる「ポートマフィアの白い死神」中島敦(鳥越裕貴)。彼が持つ封筒には探し続けたの銀の写真が入っていて……。芥川×中島ともうひとつ、BEASTの世界ではポートマフィアの首領となっている太宰治(田淵累生)と「武装探偵社」に所属する織田のかつて友人であったふたりの関係も描かれる。
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撮影/鈴木希代江 取材・文/山西裕美(ヒストリアル)