ジャパニーズ・ホラーの名手・中田秀夫監督の最新作『嘘喰い』で、カジノのオーナーを演じる白石麻衣さん。
自身初の女親分役に奮闘したエピソード、作品の魅力など語っていただきました!
女組長・蘭子の華麗なヘアスタイル、メイク、ファッションに注目を!
日本の政財界や 社会を支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部”賭郎”を舞台にした超危険なデス・ゲームを描く、大人気ギャンブル漫画『嘘喰い』。映画化において、客の金をむしり取る闇カジノのオーナー・鞍馬蘭子を演じる白石麻衣さん。
中田秀夫監督とは『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2020年)以来で、再度ご一緒させていただけてうれしかったです。前回よりも自分から監督に相談できるようになったので、蘭子を作る上でのアドバイスを、たくさんいただきました。
劇中では、蘭子のヘアスタイルやファッションはシーンによって変わる。
“強い女性”に見せるために、ヘアスタイル、メイク、ファッションもちょっと〝異次元”感を出すために、シーンによってそれぞれ変えています。ヘアアレンジは全部地毛で作っているんです。ソバージュヘアはヘアアイロンで作っていますし、“盛って”いるヘアスタイルは、髪の中に綿を詰めています。2時間半くらいかかったスタイルもありますね。メイクはつけまつ毛やブルーのアイシャドウで個性的に。衣装は蘭子のために、1から手作りをしていただいたもので、私のサイズにもぴったり合っていてありがたかったです。毎回、蘭子ができる過程を見るのはワクワクしましたし、できあがった今まで見たことのないような自分の姿を見るのも楽しかったです。本当に強くなった気持ちになれましたし(笑)。
原作を読んでいない人たちでも、是非見て欲しいと、白石さんは強調する。
迫力があってハラハラするシーンがたくさんあるんですが、くすっと笑えるシーンも多い。女性でも素直に1から楽しめる展開になっていますので、是非観ていただきたいですね。蘭子と貘のストーリーには、キュンとできると思うので、デートムービーにもおすすめです!2022年の始まりに、この作品でワクワクしていただければうれしいです。
※本記事はアッププラス2022年3月号より一部抜粋して掲載しています
しらいしまい
1992年8月20日生まれ、群馬県出身。
2011年、乃木坂46のオーディションに合格。2020年にグループを卒業後、モデル・女優として活動。現在、出演ドラマ『ミステリと う勿れ』が放映中。
『嘘喰い』
全国にて公開中
【監督】中田秀夫
【出演】横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本多奏多、櫻井海音、村上弘明、三浦翔平
©︎迫稔雄/集英社 ©︎2022映画「嘘喰い」製作委員会
借金を抱え人生負け組の青年・梶(佐野勇斗)は、ひょんなことから通称「嘘喰い」と呼ばれる天才ギャンブラー・斑目貘(横浜流星)と出会い、闇金から救われる。貘は梶や闇カジノオーナーの鞍馬蘭子(白石麻衣)と共に闇ギャンブル倶楽部“賭郎”に挑み、生死を懸けた騙し合いゲームを繰り広げていく。
dTVオリジナルドラマ『嘘喰い 鞍馬蘭子篇/梶隆臣篇』
2/11より、毎週金曜21:00配信予定 全4話(1~2話「鞍馬蘭子篇」3~4話「梶隆臣篇」)
【監修】中田秀夫
【監督】佐伯竜一
【出演】[鞍馬蘭子編]白石麻衣、佐野勇斗、西村和彦、森崎ウィン、村上弘明
©︎迫稔雄/集英社 ©︎2022映画「嘘喰い」製作委員会 ©︎エイベックス通信放送
暴力団鞍馬組の組長・鞍馬蘭子(白石麻衣)は、昔自分の命を救ってくれた恩人・名美の弟が関西の暴力団・浪速会を相手に借金を作ったことへの相談を受ける。浪速会に乗り込んだ蘭子は、賭郎の会員権を賭けて、浪速会の組長と勝負することになる。蘭子の知られざる過去も明らかになるオリジナルドラマ。
撮影/屋山和樹(BIEI)
スタイリング/安藤真由美(スーパーコンチネンタル) ヘア&メイク/PON
取材・文/山西裕美(ヒストリアル)