【高杉真宙】“青春感”のあふれるキラキラした作品です

若きアウトローたちの青春を描いた、人気漫画『ギャングース』が実写映画化☆
主人公3 人の少年のひとり、サイケを初のロン毛で挑んだ高杉真宙さんに、作品の魅力、撮影秘話を語っていただきました!

 

撮影中はオフでも〝タメ口”〝仲間”であることを意識

–撮影の前に漫画『ギャングース』の原案である、ルポルタージュ『家のない少年たち』の著者である、鈴木大介さんにお会いしたそうですね。
この本は僕の全く知らなかった世界の出来事で、最初は現実味はなかったんです。でも読んですごく衝撃を受けて。
自分の演技を通して映画を観た方々に、僕の気持ちをどう伝えていくかを、鈴木先生とお話しさせていただきました。

–高杉さんは親に虐待を受け、学校にも行けず、自ら犯罪を犯した少年サイケを演じられましたが、キャラクター像はどう創造していきましたか?
鈴木先生のルポ、漫画の『ギャングース』、台本、とそろっているので、あとは入江 悠監督のもと共演のカズキ役の加藤 諒さん、タケオ役の渡辺大知さんと演じながら一緒に作り上げていった部分が大きいですね。

–『upPLUS』読者は、長髪で今までにない高杉さんに注目すると思うのですが、今回のサイケのビジュアル的な作り方を教えてください。
漫画のサイケに合わせてキャラクター作りをしました。
髪の長さは今くらいだったのですが、サイドはエクステをつけていて、撮影期間中はつけっぱなしでした。前髪はのばしていたので地毛です。
自分的にはなかなか新鮮でしたけど、他の人にどう見えてるんだろう……、ってちょっと心配でしたが(笑)。

 

記憶に残る、寒さと戦った初の〝タタキ”シーン

–演じるのが大変だったのは?
やはり″タタキ”(窃盗)のシーンですね。初日に冒頭のタタキのシーンを撮ったんですけど、あたり一面霧だったんです。
そのおかげもあって、すごくカッコいいシーンになったんですが、とにかく寒かったです。雪も降っていました。
金庫の倒し方や縛り方などかなり練習しました。どれだけ手慣れた感じが出せるか、というのが課題
だったと思うのですが、タタキは初めてだったので。
みんなやったことないとは思いますが(笑)。

–『upPLUS』読者は女性が大半ですが、どんなふうに観るのがおすすめですか?
『ギャングース』の中の3人の友情は、男にとってはあこがれの友情ですね。女性には「男にはこういう青春があるんだ」と思っていただければ。
爽やかって感じじゃないけど、キレイなものだと思います。
是非、男同士の友情を感じていただければと思います!

※本記事はアッププラス12月号より一部抜粋して掲載しています

たかすぎまひろ
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。
2009年俳優デビュー。2018年は映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』、『世界でいちばん長い写真』、『虹色デイズ』、『君が君で君だ』に出演、アニメ『君の膵臓を食べたい』では声優にも挑戦。12/31まで「新感線☆ RS『メタルマクベス』disc3」に出演中。
ギャングース

11/23 より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
【出演】高杉真宙、加藤 諒、渡辺大知、林 遣都、伊東 蒼、山本舞香、金子ノブアキ、篠田麻里子、MIYAVI
【監督・脚本】入江 悠
©2018「ギャングース」FILM PARTNERS
© 肥谷圭介・鈴木大介/講談社
親も金も学もない、サイケ(高杉真宙)、カズキ(加藤 諒)、タケオ(渡辺大知)。社会に見放された3 人が生き抜くために、犯罪者だけをターゲットにした“タタキ=窃盗”で生活をしていたが……。

撮影/十万正人(NAGEANNA)
スタイリング/石橋修一
ヘア&メイク/提 紗也香

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